ヒストリー
1857
Giuseppe Borsalino
4月4日に創業者ジュゼッペ・ボルサリーノがイタリア北部の町アレッサンドリアに工房を設立し、後にイタリア高級帽子メーカーの老舗となる。

1888
1888年にアルナルド・ガルデラのデザインによる新しい工場がチェントカノーニに建てられる。
この地は現在アレッサンドリア大学とボルサリーノ・ミュージアムの本拠地となる。
1900
パリ万国博覧会でグランプリを受賞する。
ボルサリーノの上質な帽子が注目を浴び、一躍世界トップクラスの有名ブランドに成長する。
1920
広告の作成にも力を入れる。マルセロ・ドゥドビッチ、ジョルジォ・ムジアーニ、ジーノ・ボッカシレ、マックス・フーバー、アルマンド・テスタ等、
その時代に最も注目を浴びたアーティストを採用。
その歴史を通して、アレッサンドリアからアートの世界との関係を享受し続けている。

1925
ボルサリーノブティック1号店をアレッサンドリアにオープン。
1930
ボルサリーノの帽子がハリウッドで多用される。
映画『カサブランカ』でハンフリー・ボガートとイングリッド・バークマンの最後のシーンが有名になる。
また『8 1/2』のマルチェロ・マストロヤンニや『勝手にしやがれ』のジャン・ポール・ベルモンドもボルサリーノの帽子を着用した。
1950
ボルサリーノの男性用帽子に女性用コレクションが加わる。

1970
高級ブランドで初めてその名が映画のタイトルになる。
ジャック・ドレー監督、アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンド主演の
『Borsalino(ボルサリーノ)』が世界中で成功を収める。
1975
金色のボルサリーノ・ロゴを帽子のリボンのワタリに入れる。
1980
フェルトハットに加え、エクアドル産の最高級ストロー(藁)を用いたパナマハットが加わる。

2009
2009年にミラノのトリエンナーレ・デザイン・ミュージアムが企画した「Serie Fuori Serie(一連のシリーズ外)」展で、イタリアンデザインの不朽のシンボルとして高い評価を得る。
2011
ミラノのトリエンナーレ・デザイン・ミュージアムで、「Il cinema con il cappello. Borsalino e altre storie(映画と帽子、 ボルサリーノとその物語)」展が開催。
2016
独立映画監督のエンリカ・ヴィオラが、ドキュメンタリー映画『ボルサリーノ・シティ』を製作し、ボルサリーノとアレッサンドリアの街に捧げる。
トリノ、バルセロナ、メルボルンの映画祭でも上映される。
2017
160th Anniversary
ボルサリーノの160周年を記念して、イタリアの経済開発省はボルサリーノを
「Eccellenze del sistema produttivo」(洗練された生産システムの開拓者)だとして、0.95ユーロの切手を発行しました。